15-3.何とか音が出る

 組み立てが終了したので、いよいよ通電する。

 SP出力には壊れても良いようにサラウンドの実験でリアSPに使ったSPを  繋ぎ、入力側には何も繋がないで電源ON。  音は出ませんが真空管のヒーターが赤くなったのは確認出来ました。良し!  ところがチョークコイルを触ると熱いのなんの。長くは触っていられません。  これは幾らなんでもおかしいと思ったので、直ぐに電源OFF。  それから回路図とにらめっこしながら誤配線がないか何回もチェックしましたが、  おかしな処は見つかりません。その後、2週間位、通勤電車の中、会社の会議中  にも回路図と実際の配線を思い浮かべながらチェックを続行。しかし、どうにも  分りません。  仕方なく販売元へ電話。これまでも随分、販売元の方には素人の無知のおかげで、  迷惑をかけて来たので余り気が進まなかったのですが、仕方ありません。電話で  販売元の方に症状を伝えると、「チョークコイルに問題がある可能性もないとは  言えないので、アンプを持って来て貰えれば直します」とのこと。そこで、土曜日  にアンプを抱えて販売元へ。    早速、アンプを取り出し見てもらいます。直ぐに原因判明。狭い意味(と言うのは  不適当かも知れませんが)での誤配線はありませんでしたが、縦ラグのアース端子  (下の縦ラグ写真の右から2番目の端子)を中継して配線をしている処が1ヶ所  あり、これが原因でチョークコイルに過大な電流が流れたようです。





 その場で配線を修正してもらい、確認の為に販売元にあったシステムに繋ぎ音出し。  こんどはちゃんと音が出ました。これで本当に完成!  販売元の方には要所要所の電圧も計ってもらい、正常なバランスになっていること  も確認出来ました。販売元の方には大変お世話になりました。有難うございます。

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