13-3.サラウンド再生に挑戦する
 折角のAVアンプ。サラウンド再生をやらない手はない。
 と言うことでサラウンド再生に挑戦して見ました。

1.リア・スピーカーをどうするか

 昔、マトリックス再生をやっていた時に使っていた箱(本当にだだの箱)がとって
 あったので、これにまた以前使っていたフォステックスFE108Sを取り付けて
 リア・スピーカーとすることに。よって、フロント2,リア2のサラウンド。


しかし、この箱 FE106用だったので取り付け
穴を大きくするのに大苦労(FE108Sの方が
マグネットが一回り大きい)。

ファイルソーなる道具(左の写真)を使って穴を
大きくするように削ったのですが、汗だくになった
上に木屑だらけに。それでも何とか取り付けに成功。

 そして最大の問題はリア・スピーカーを何処に置くか。と言ってもここにしか置けない  と言うことで下の写真の通りに。高さ調節に使ったのは百科事典。  フロントSPから直線距離で2.4m、リアSPからは同じく1.2mの場所で試聴。  試聴したソフトは何れもDVDで   ・エリック・クラプトン:ワン・モア・カー、ワン・モア・ライダー(WPBR-90100)   ・U2:ゴー・ホーム(UIBI-1004)   ・インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(PDF-3533)  の三つ。最初の二つはロックのライブ・コンサート。最後のは説明も不要と思いますが  映画「インディ・ジョーンズ」の三作目、ショーン・コネリーがインディの父親役で出演  しているものです。
2.結 果  クラプトンのDVDの音は積極的にリアを使っている感じ。後ろから掛け声が掛かったり  します。但し、リアの音が強すぎて不自然に感じることも。  U2はこれに比べると自然な感じ。  最後の聖戦でインディが父親と飛行船から複葉機で脱出するシーンでは、リアが効いていて  これぞサラウンドと言う感じで臨場感十分。只、音楽が流れる場面ではリアが強すぎるよう  にも思えました。  勿論、ちょちょいとAVアンプの設定をして、いい加減な置き方で聞いたので、もっと追い  込んで行けば違った結果になったと思います。 3.感じたこと  今回の挑戦で感じたことは  ・この試聴では、少し頭を動かすと聞こえ方が大きく変わってしまいすごく気になりました。   これは調整である程度解決出来るとは思いますが、リアSPからの距離がある程度ないと   根本的解決は難しいのではないでしょうか。  ・リアSPは鳴っているかどうか良く分からない位の方が良い。   大昔、長岡 鉄男氏から「ちょっと鈍った位が良いので、リアSP(マトリックスの)を   繋ぐコードは細いのでも良い」と言う趣旨のことを聞いたことがあります。   これと同じ類の話ではないでしょうか。  ・やはりリアSPの置き場所をどうするのかは大問題。フロントがスワンならリアには   F−111クレーンを使うのが、高さを確保する意味からも最適と思うのですが、リビング   ルームにこいつを置くのは邪魔になってとても無理。壁に小型SPを金具で取り付けること   も私の家では無理。リビングの左側は和室になっているので、左右対称にリアSPの取り付   けは出来ません。  です。いろんな意味でサラウンドは難しそう。
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