10.電源ケーブル比べ
A.聞き比べた電源ケーブル3種類
上の写真にある電源ケーブル3種類を聞き比べて見ました。
a.元々プリアンプ(ラックスマン C−8f)に付いていたもの
b.CDプレーヤー(ティアック VRDS−50)に付いていたもの
c.自作:コンセントプラグL型タイプ(LEVITON製)+キャブタイ
ヤケーブル+IECコネクターFI−15EG(フルテック製)
B.聞き比べの方法
プリアンプの電源ケーブルを3種類のものに交換して聞き比べを行いました。
なぜパワーアンプの電源ケーブルを交換してテストしなかったか?
これは他の処にも書きましたが、パワーアンプのは直付けされているので変更が困難な
ためです。
尚、CDプレーヤーの電源ケーブルは、自作の
コンセントプラグL型タイプ(LEVITON製)+キャブタイヤケーブル+IEC
コネクターFI−15ER(フルテック製)
に変更してあります。
C.結 果
以前コンセントボックスの聞き比べを行った時の結果からして、殆ど
違いがないのではと思っていたのですが、案外違いがあるように聞こ
えました。なぜか? 気のせいか?
今回、長岡 鉄男がオーディオアクセサリー(音元出版)に書かれて
いた記事を思い出し、IECコネクター,コンセントプラグ(コンセ
ントボックスのものも含めて)のネジをラチェットドライバー(写真)
で締めなおしたことが影響しているかも知れません。このドライバー、きつく締めるのに
は好都合です。又、時間が経ってコンセントボックスの方のプラグのネジが緩んでいたこ
とも大きかったと思います。
a.元々プリアンプ(ラックスマン C−8f)に付いていたもの
聞き比べた中では一番低音の量感有り。絹の手触りのような感じの音、悪く言うと音の
粒立ちが良くないと言うことになるのかも知れません。音場はc.の自作ケーブルと同等。
b.CDプレーヤー(ティアック VRDS−50)に付いていたもの
低音の量感は強いて言えばa.とc.の間、只、a.に近い。言い換えればc.は低音の量感が
不足のように聞こえます。このケーブルは音場が狭いように聞こえました。情報量が
少ないと言うことかもしれません。
c.自作ケーブル
低音の量感は一番少なく感じます。只、1週間前に聞いた時より改善しているように思い
ます。エージングの効果があるのかも。音の粒立ちはこれが一番のように聞こえました。
ケーブル材質の影響は殆どないのではないかと思っていたのですが、聞き比べの結果
からは影響があるように見えます。最後の1メートル程度で音が変わる?
ん〜、良く分かりません。色々条件を変えて実験して見る必要があるようです。
もう一つ、今のIECコネクターの構造はベストではないように思えます。
平成15年5月18日(日)
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