3.アップルパイを作る
私が子供の頃は、りんごと言えば「紅玉(こうぎょく)」でした。今は
「ふじ」が普通でしょうか。でもアップルパイには「紅玉」でしょう。
そして「りんご」と言えばもみ殻を入れた木箱に入っていたものです。
もみ殻は勿論、「りんご」を衝撃から守る為のものです。
若い人にはイメージ出来ないかもしれませんが。
【材 料…直径18cmのパイ皿1個分】
パイ生地
・薄力粉粉 250g
・無塩バター 200g
・卵黄 1個分
・塩 小さじ1
・冷たい水 130cc位
パイの中身
・紅玉 4個
・砂糖 80g
・レモン果汁 大さじ1
・水 150cc
・卵 (生地に塗る卵黄,卵白) 1個
バターが溶け出すとサクサクとしたパイ生地が出来な
いので、
・パイ生地を作る材料と道具は予め冷蔵庫で冷やして
おく。塩,スケッパー(ヘラ)とかは冷やしません
でしたが。
・料理する場所は寒い方が良い。
・のんびり作業しない。
が必要です。
無塩バターは細かく切っておきます(1cm角位)。
薄力粉に塩を入れて1〜2回ふるいにかけておきます。
スケッパーでふるいにかけておいた粉と無塩バターを
切るようにして混ぜる。サラサラになるように混ぜる。
こねるようにするのは駄目。
粉と無塩バターが均等に混ざって来たら卵黄に冷たい
水を入れて混ぜたものを入れる。
さらにこれらが均等になるまでまぜる。
混ざったもをビニール袋に入れて冷蔵庫で約30分
冷やす。
一方、りんごの方は、
紅玉,砂糖,レモン果汁,水を鍋に入れて水気が無く
なるまで煮る。でも、こげつかせては駄目。
金気がつかないように、「ほうろう」か「ガラス」の
鍋が良いのだそうですが、我が家にはないので写真に
ある鍋で煮ています。これで不都合はないみたいです。
レモン果汁はりんごの色を変えないようにする為の
ものです。
煮たりんごは皿に取って冷ましておく。
薄力粉で打ち粉をした上に冷蔵庫で寝かせておいた
生地をのせてまとめます。
スケッパーも使ってまとめる。
めん棒で上から押さえるようにして伸ばす。伸ばすと
言っても「そば」や「うどん」を打つ時のように
しっかり伸ばしきるのではなく、いい加減と言うか
おおよそと言うか、まだボロボロしている状態を残し
て伸ばす。
おおよそ長方形に伸ばした処で、スケッパーを使って
三つ折りにする。三つ折りの仕方はへたくそな図(横
から見た積もりの図)を見て下さい。
三つ折りにしたものを、45度回転させて同じことの
繰り返し。同じことを3〜4回繰り返します。
この段階ではもうボロボロする感じはないけど、まだ
粉と無塩バターが完全に一体にはなっていないでバター
の塊が少し残っている感じ。
三つ折りになったものをまたビニール袋に入れ冷蔵庫へ。
30分ねかす。
30分後冷蔵庫から生地を取り出して、
また打ち粉をしてまためん棒で伸ばす。そしてまた
三つ折りにする。
三つ折りにしたものを半分に分ける。
それぞれをパイ皿より少し大きめになるように伸ばす。
皿の深さの分も考えた大きさに。
伸ばした片方はラップに包んで一旦、冷蔵庫へ。
伸ばした生地をパイ皿の上に置いた処。
パイ生地とパイ皿の間に隙間が出来ないように手で
しっかりと押し付ける。
パイ皿に沿ってはみ出ている生地をはさみで切り取る。
この切り取った余りは後で使います。
生地の底にフォークで空気抜きの為の穴をあけて
おきます。
これをやっておかないと焼いた時に生地が縮んでしま
います。
りんごを並べます。
かき混ぜておいた卵白をパイ生地のふちに塗ります。
これは蓋をする生地をくっ付ける為の接着剤です。
冷蔵庫に冷やしておいたもう片方の生地で蓋をする。
余分な処をはさみで切る。
ピンセット見たいなものでふち飾りを付けます。
このピンセット見たいなものは(反対側に丸鋸見た
いものが付いている)何と呼ぶのか分かりませんが、
無ければフォークで十分です。。
余った生地を型で抜いて飾り(今回は葉っぱ)を作る。
これを卵白を塗って貼り付ける。
この作業は必ずやる必要はありません。
何せ飾りですから。
蓋の生地にもフォークで空気抜きの為の穴をあけて
おきます。
ちょっと見難いですが、包丁で飾りの葉っぱに葉脈を
書いている処。
かき混ぜておいた卵黄をパイ生地に塗ります。
塗り終わったらレンジで250度 30分位(レンジ
にもよる。家では自動でレンジにお任せ)焼きます。
焼き上がり。
更に余った生地を一度まとめてから冷蔵庫に入れ、
これを適当に切って同じように焼いたもの。
おつまみやおやつにどうぞ。
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